<18年度新卒キックオフ>
先日、18年新卒の就活キックオフイベントに参加する機会がありました。
僕が就活をしていた10年前とは明らかに違うなと感じたのは、
やはりそのような学生-内定者-社会人の「つながり」の場が多くなったということ。
こちらとしても普段は大学生のみなさんとは接点がないので、
非常に刺激的な話を聞くことができました。
そんな中、商社を狙う学生の方が作文系のエントリーシートを提出するというので、
添削のお手伝いをすることに。
ポイントとなる留意点を中心に添削をした結果、もちろん本人の力量の甲斐もあり、
無事に選考通過を果たせたとの連絡をいただくことができました。
そこで、そのような作文系のESについて、留意点をまとめてみたいと思います。
<最大のカギは”何を聞かれているか”を理解すること>
どんな課題にも共通していえることですが、最大のカギは”何を聞かれているか”を
理解することにあります。
特に、作文系のエントリーシートの場合、企業からお題が出され、それに対する
レポートを作成することになるわけですが、そのお題が意図すること(=企業は何を
確認したいのか)を把握することが、選考通過の近道となります。
従って、そのようなESを作成するには、まず「何を聞かれているか」を整理すること
から始まります。いきなり書き始めるのは得策ではなく、3~4のポイントを書きだし
たうえで、材料を肉付けするのがイイです。
<具体的には>
例えば、次のようなお題があったとします。
「誰でも簡単に手に入るものを利用して、ビジネスを成立させてください」
この場合のキーポイントを整理します。
①簡単に手に入る
②ビジネスを成立させる
さらに、この2つを通じて何を聞かれているかをよくよく考えてみます。
例えば、次のような感じです。
①簡単に手に入る
⇒(1)「簡単に手に入る」ものは選択肢が非常に広いので、
アイディア(発想力)が試されている
(2)選択するモノが「簡単に手に入る」ということを、
論理的に説明できないといけない
(本当にソレって簡単に手に入るの?という攻撃に耐える論理性)
②ビジネスを成立させる
⇒(1)ビジネスの大きな仕組みを理解しているかを試されている。
つまり、「顧客」「ニーズ」「原価」「売上」「利益」のつながり等
(2)顧客は「付加価値」があるものにしかお金を出さないので、
「簡単に手に入るもの」に対してどんな付加価値を付けるか、
アイディア(発想力)が試されている。
課題に応じて、観点はいくつかありますが、どんな場合においても
(もちろん社会に出てからも)「発想力」と「論理性」は極めて重要です。
<書いてなければ分かっていることにならない>
レポートに限らないことですが、ツラツラと文章を書いていると、その文章が
「何を伝えているのか」が分からなくなることがよくあります。
例えば、上の例に基づいていえば、「顧客の話」なのか「ニーズの話」なのか、
読み手が理解できない場合などが考えられます。
従って、文章を書くときは、必ず「何の話をしているか」が分かるようにする必要
があります。具体的には、
「市場には〇〇〇というニーズがあると考えます」
「商品のターゲットは〇〇〇です」
さらに、より理解していることを明示するには「なぜならば」を書くことも欠かせません。
「◇◇という実態から推測すると、市場には〇〇〇というニーズがあると考えます」
「この商品は××という特徴があるため、ターゲットを〇〇の世代に絞ります」
文章を書くときは、必ず読み手が「何の話が書いてあるか」が分かるように注意し、
ささいな日本語を付け足すだけでも良いので、自分自身で読み返しながら加筆修正
をしてみましょう。
<まとめ>
● 何を聞かれているか、を理解する
● アイディアや論理性を試されるのはてっぱん
● 何の話をしているか、が分かる文章にする
● なぜならば、を必ず書く
★ESの添削等を無料で受け付けております。希望される方はお気軽にご連絡ください★
先日、18年新卒の就活キックオフイベントに参加する機会がありました。
僕が就活をしていた10年前とは明らかに違うなと感じたのは、
やはりそのような学生-内定者-社会人の「つながり」の場が多くなったということ。
こちらとしても普段は大学生のみなさんとは接点がないので、
非常に刺激的な話を聞くことができました。
そんな中、商社を狙う学生の方が作文系のエントリーシートを提出するというので、
添削のお手伝いをすることに。
ポイントとなる留意点を中心に添削をした結果、もちろん本人の力量の甲斐もあり、
無事に選考通過を果たせたとの連絡をいただくことができました。
そこで、そのような作文系のESについて、留意点をまとめてみたいと思います。
<最大のカギは”何を聞かれているか”を理解すること>
どんな課題にも共通していえることですが、最大のカギは”何を聞かれているか”を
理解することにあります。
特に、作文系のエントリーシートの場合、企業からお題が出され、それに対する
レポートを作成することになるわけですが、そのお題が意図すること(=企業は何を
確認したいのか)を把握することが、選考通過の近道となります。
従って、そのようなESを作成するには、まず「何を聞かれているか」を整理すること
から始まります。いきなり書き始めるのは得策ではなく、3~4のポイントを書きだし
たうえで、材料を肉付けするのがイイです。
<具体的には>
例えば、次のようなお題があったとします。
「誰でも簡単に手に入るものを利用して、ビジネスを成立させてください」
この場合のキーポイントを整理します。
①簡単に手に入る
②ビジネスを成立させる
さらに、この2つを通じて何を聞かれているかをよくよく考えてみます。
例えば、次のような感じです。
①簡単に手に入る
⇒(1)「簡単に手に入る」ものは選択肢が非常に広いので、
アイディア(発想力)が試されている
(2)選択するモノが「簡単に手に入る」ということを、
論理的に説明できないといけない
(本当にソレって簡単に手に入るの?という攻撃に耐える論理性)
②ビジネスを成立させる
⇒(1)ビジネスの大きな仕組みを理解しているかを試されている。
つまり、「顧客」「ニーズ」「原価」「売上」「利益」のつながり等
(2)顧客は「付加価値」があるものにしかお金を出さないので、
「簡単に手に入るもの」に対してどんな付加価値を付けるか、
アイディア(発想力)が試されている。
課題に応じて、観点はいくつかありますが、どんな場合においても
(もちろん社会に出てからも)「発想力」と「論理性」は極めて重要です。
<書いてなければ分かっていることにならない>
レポートに限らないことですが、ツラツラと文章を書いていると、その文章が
「何を伝えているのか」が分からなくなることがよくあります。
例えば、上の例に基づいていえば、「顧客の話」なのか「ニーズの話」なのか、
読み手が理解できない場合などが考えられます。
従って、文章を書くときは、必ず「何の話をしているか」が分かるようにする必要
があります。具体的には、
「市場には〇〇〇というニーズがあると考えます」
「商品のターゲットは〇〇〇です」
さらに、より理解していることを明示するには「なぜならば」を書くことも欠かせません。
「◇◇という実態から推測すると、市場には〇〇〇というニーズがあると考えます」
「この商品は××という特徴があるため、ターゲットを〇〇の世代に絞ります」
文章を書くときは、必ず読み手が「何の話が書いてあるか」が分かるように注意し、
ささいな日本語を付け足すだけでも良いので、自分自身で読み返しながら加筆修正
をしてみましょう。
<まとめ>
● 何を聞かれているか、を理解する
● アイディアや論理性を試されるのはてっぱん
● 何の話をしているか、が分かる文章にする
● なぜならば、を必ず書く
★ESの添削等を無料で受け付けております。希望される方はお気軽にご連絡ください★